
月曜日と聞くとどんな日をイメージしますか?
まあ、一般的に月曜日は休み明けに仕事へ向かう日のイメージが強く、嫌われる曜日でしょう。
もはや死語かもしれませんが、「サザエさん症候群」という言葉が存在するくらい、月曜日が来るのは憂鬱だと世間では捉えられていますね。
しかし、もしあなたのマインドセットが変わり、月曜日も他の曜日と同じように「1週間を形成する1日であり、良くも悪くもない」と達観できるようになったら、どのように感じるでしょうか?
本記事でお伝えしたいのは、まさに「良い・悪いのジャッジをしない」マインドセットの大切さです。
このマインドセットを身に付けると、ビックリするほどストレスから解放されます。
そして、日頃いかに私達が良い・悪いのジャッジをすることでストレスを自らに与えているか…を実感することでしょう。
ぜひ本記事を、ストレスフリーの柔軟なマインドを作るためのきっかけに活用下さい!
なぜ良い・悪いのジャッジをしてはいけないのか?
喜怒哀楽の感情を否定しているわけではない

まず最初に、「良い・悪いのジャッジをしない」ことと、喜怒哀楽の感情を抱くことは、全く別物であり、そこを混同しないように注意しましょう。
喜怒哀楽の感情を抱くことは、人間だから当たり前です。
褒められたら嬉しいし、叱られたら悲しいしイライラしますね。
これを否定することは不可能です。
それこそ、100%悟りを開いた無の境地に至る必要があるでしょう。
ではジャッジ思考とは何か?
先ほどの感情の話であれば、「喜と楽の感情を抱くのは良いが、怒と哀の感情を抱くことは悪い」と決め付けてしまうことです。
「叱られた自分が悪い」「叱られて悲しんでいる自分が悪い」と捉えることです。
もちろん、叱られた理由をしっかり考えて、次に活かすことは大事です。
でも、だから「悪い」と決める必要はありません。
叱った側が期待するのは、あくまで改善です。
叱られた本人が「私が悪いんだ…」と落ち込む姿を見たいわけではありません。
他にも色々な場面でジャッジ思考は働き得ます。
・ポジティブ思考は良い、ネガティブ思考は悪い
・金曜日は良い、月曜日は悪い
・バリバリ仕事をするのは良い、休むのは悪い
等々、日常生活において実はジャッジ思考の対象になるものは相当な数に上ります。
以上から、「ジャッジ思考とは感情や考え方そのものではなく、感情や考え方に対して○×を付けること」であると捉えて下さい。
そして、最近あなたが陥ったジャッジ思考にはどのようなものがあるか、少し振り返ってみましょう。
ジャッジ思考の問題点
それでは、感情や考え方に対して○×を付けることの何が悪いのでしょうか?
ポジティブ・ネガティブ思考を例に挙げます。
仮にあなたがサラリーマンで、満員の通勤電車や単身赴任を含む異動に強烈な嫌気が差しているとします。
その場合、ポジティブ思考とネガティブ思考では以下のように捉え方の違いが出てくるでしょう。
①ポジティブ思考:
「確かに満員の通勤電車はキツいし、単身赴任は辛くて寂しかったけど、給与は安定しているし、単身赴任だから味わえた経験もあるし、家族のありがたさを改めて感じることもできた。なんだかんだ言っても悪くないよな、今の生活も」
②ネガティブ思考:
「もう満員の通勤電車や単身赴任には耐えられない。なぜこれを甘受しないといけないのか?65歳で定年を迎えるまで、ずっと自分には選択肢がないのか・・・。本当にイヤでイヤで仕方ない。」
①の場合、パッと見た感じでは、うまく自分の環境や境遇に折り合いを付け、毎日仕事を頑張るサラリーマンのように思えます。
が、「今の生活も悪くない」と言ってしまえば、今後も現状の生活から大きく変わることはないでしょう。
現状には満足しているが、現状維持以上の成果は得られません。
一方②の場合、現状に強烈な不満を述べていますので、ストレスは相当なはずです。
ですが、この状況を打破しようと真剣に考えるのであれば、キャリア変革のための起爆剤になる可能性があります。
例えば、起業して勤務場所も時間も自分の裁量で決められる人生を目指したり、転職して本当に自分が理想とする職場環境に巡り会えたり…。
つまり、ジャッジ思考の問題点は、「ポジティブは良い、ネガティブは悪いと考えた結果、ネガティブを無理矢理ポジティブに変換し、”本当の自分の望み” を消し去ってしまいかねない」点にあります。
喜怒哀楽の感情も同じことです。
怒りや悲しみの感情を押さえつけ、無理矢理喜びや楽しみの感情を植え付けようとしても、文字通りあなたの感情に蓋をしてしまうだけで、何も改善しません。
むしろ、負の感情に蓋をし続けた結果、ある日突然大爆発してしまい、心身に支障をきたす可能性だってあるのです。
これも、ジャッジ思考の問題点だと言えます。
何事にも原因と結果がありますので、あなたが今抱いている感情には何らかの理由があります。
その感情の理由を探り、次に活かしたり、感謝して手放すことこそが大事であって、良い・悪いのラベルを貼って自分を追い込むのはストレスの原因にしかなりません。
では、ジャッジしないならどうすれば良いのか?
○○をすれば良い、●●をすれば悪い、という考え方を捨てる
では、ジャッジをしないのであれば、どうすれば良いのか?
事は単純で、「○○した」「●●した」に留めれば良いのです。
「自分は今ポジティブだ」或いは「ちょっとネガティブに陥っている」だけでOKであり、そこに対して良い・悪いのラベルを貼ることから卒業しましょう。
とはいえ、今まで散々ジャッジしてきたものを、いきなり止めるのは難しいはずです。
ですので、仮にジャッジしてしまったとしても、「あ、今自分はジャッジしてしまった。でも、単に今はネガティブだと思えば良い」という感じで切り替えていきましょう。
とにかく現状をありのまま受け止めるトレーニングをひたすら繰り返して下さい。
横綱相撲という言葉をご存じでしょうか?
「相手の果敢な攻めを真正面から受け止めてひるまず、余裕をもって返すような堂々と
したした勝ち方」を指します。
ジャッジ思考をせず、ありのまま受け止めることも、まさにあなたのマインドにおいて横綱相撲を取る感覚です。
よく言われるアンガーマネジメントの方法に、「6秒待つ」というものがありますが、まさに即反応せずに受け止める感覚ですね。
どんな感情がやって来ても恐るるに足りず。
横綱相撲を取るイメージで、まずは受け止めることに専念しましょう。
「何を意味しているのか?」を考える
ありのまま受け止めることで、感情的に反応することを大幅に抑えることができます。
これまで「やたらと沸点が低い上司」に遭遇したことはありませんか?
その上司がどれだけ仕事ができたとしても、沸点が低くすぐに怒りを爆発させる人であれば、「あんな風にはなりたくない」と思うことでしょう。
すぐに反応して感情の起伏が激しくなればなるほど、ストレスフルな生活に陥ってしまいます。
が、逆に言えば、すぐに反応せず受け止め、感情の起伏が小さくなればなるほど、ストレスフリーな生活に近付いていきます。
「感情の起伏を小さくするって、喜ぶのも控え目にしろということ?」と聞かれるかもしれませんが、そうではありません。
喜怒哀楽そのものを否定しているわけではなく、野球で応援しているチームが勝ったのであれば、思いっきり喜べば良いのです。
ここでNGとしているのは、「喜んでいる自分は素晴らしい」とか、「やっぱり人生は喜ばないと駄目」のように、喜ぶこと自体にラベルを貼ることです。
これをやってしまうと、そのチームが勝った時は超喜び、負けた時はとんでもなく落ち込み、その落差が大きくなってしまいます。
この落差が大きい状態を「感情の起伏が大きい」と称しているのであって、ジャッジ思考により喜怒哀楽の感情を増幅させることは止めましょう、ただそれだけです。
とにかく、一旦は受け止めることで、「この感情は何を意味しているのか?」と考えるだけの余裕が生まれます。
特に怒や哀といった負の感情に対して効果的ですね。
即座に反応するのではなく、受け止めてから分析する思考に切り替えることで、気持ちが落ち着きます。
そして、何を意味しているのかを考えることで、もしかしたらあなたの人生を改善するヒントが見付かるかもしれません。
先ほどの、満員の通勤電車や単身赴任に耐えられない例がまさにそうですね。
時間と場所に自由な生活を実現させるべく、本気で起業を目指すことを示唆しているかもしれないのです。
感謝して手放す

とはいえ、何を意味しているのかを分析した結果、何も見えてこないことは大いに有り得ます。
野球で応援しているチームが負けた時や、仕事で理不尽な叱責・非難を受けてしまった時など…
それは自分ではコントロールしようがないし、どうしようもないですよね。
そんな時は、「感謝して手放す」ワークを行いましょう。
・超本気で応援するくらい夢中にさせてくれてありがとう
・そういう風に叱責・非難するとダメだと教えてくれてありがとう(私は真似しません)
のように、無理矢理感は100も承知ですが、とにかく感謝をすること。そして、感謝したら心の中でクルクル丸めてポイっとして下さい。
それを繰り返しているうちに、これまではストレスに感じていたはずの出来事に対しても、ただ感謝して手放せるようになっていきます。
ジャッジ思考を手放した先に見えてくる世界
それでは、ジャッジ思考を手放した先にはどんな世界が見えてくるのか、実際の感覚としてお伝えしていきます。
良いことだけを願う執着心が消える
まず、良いことだけを願う執着心が綺麗さっぱり消えていきます。
●月曜は×だからサッサと過ぎ去って欲しい、金曜は⚪︎だから早く来て欲しい
●叱られる自分は×だから、もう叱られたくない、とにかく褒めて欲しい
上は言わずもがな、下も相手があることなのでコントロールするのは無理です(普通に頑張っていても理不尽に叱られることはありますよね)。
天気も同じで、とにかくコントロールできないもの、自助努力でどうにもならないことに対する執着心が消えていきます。
執着はストレスの大敵。
「良い時は+100、悪い時は−100、±ゼロでなので、それも良いのでは?」と思われるかもしれませんが、行動経済学で言われるように人間は損失を嫌う生き物なので、「−100が起きませんように…」と耐えず心の中で願ってしまうものです。
これ自体、既に相当なストレスですよね。
良いことに執着することは、悪いことが起きないように執着するのと同じであり、本当に疲れることです。
ジャッジ思考を手放すことで、そんな状態からおさらばできるのです。
余計なストレスのない安定したマインドになる

良い結果への執着心がなくなった必然の結果として、結果によってストレス度合いが左右されることもなくなります。
雨が降っても降らなくても、月曜でも金曜でも、ストレスの有無に大きな影響はありません。
ただ、そういうものとして受け止められるだけです。
こうしてあなたは余計なストレスのない、安定したマインドを整えることが可能になります。
圧倒的に気が楽ですし、意思決定も早くなりますし(マインドが整うので変なバイアスが掛からないため)、感謝で心が満たされるし、良いことづくめですよ。
唯一の副作用
但し、ジャッジ思考を手放した後に、一つだけ副作用のような症状が出てしまいます。
ジャッジ思考が溢れる場にいると疲れてしまうのです。
時には嫌悪感を抱くこともあるでしょう。
その場合もジャッジ思考のある人は×、無い人は⚪︎、のようにラベリングしてはいけません。
それ自体がジャッジ思考に囚われている証拠そのものです。
単に「あの人はジャッジ思考しているなー。おかげで自分はジャッジ思考をしていないと確認できました。ありがとう」と思えば良いのです。
副作用はこの程度ですので、迷わず恐れずジャッジ思考を手放していきましょう。
終わりに
以上、ジャッジ思考を手放すことのメリットをお伝えしてきました。
ここに書いたことは決して綺麗事ではありません。
あくまであなた次第で可能なマインドセットの1つです。
お手軽で簡単…とは言いません。
最初はやっぱりジャッジしている自分に気付いたり、感情の起伏がストレスとして残ることもあるでしょう。
しかし、少しずつ訓練を積み重ねれば必ず改善できます。
何事にも動じず、泰然自若としている人を見て、「私もあの人のようになりたい!」と思ったことは、あなたのこれまでの人生で、1度や2度ならずともあったのではないでしょうか?
ジャッジ思考を手放し、感情的に反応することがなくなれば、自ずと泰然自若の境地に近付くはずです。
今日からストレスフリーな生活に向けて歩んでいきましょう!

<プロフィール>

カッシー
マインドセットコーチ。
「他人軸で生きるのは終わりにしたい…」
「本当は一度切りの人生をワクワク生きたい…」
という切実な想いを持つ30台後半~50台のサラリーマンを中心に、
「自分軸=自己中心的すぎるのではないか」
「お金も時間もない」
「特別なスキルや能力がないと、自分軸は創れない」
などのマインドブロックを解除した上で、自分軸を創るために必要な ”ブレないマインド” をインストールしていくためのコーチングを提供。
「現実は全て自分が創っている」という考えをベースに、お金や人間関係など様々なマインドブロックを解除し、個人事業を開始。コーチングで7桁の収益化も達成。
他人軸ではなく自分軸で生きることで、人生を心から楽しめる人を1人でも増やしていきたい!との想いから、マインドセットコーチとして活動。
家庭では2児のパパとして子育てを満喫中。

















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