・今月は10冊本を読んだ
・2時間のセミナーでバッチリ学んだ
・オンライン講座を受講した
いずれもインプット内容としては素晴らしいものであり、会社であれば「自己啓発も頑張っているね」と言われるでしょう。
が、もしあなたが何らかの商品を持っていて、セールスのためにインプットを頑張っているのであれば、ちょっと立ち止まって考えましょう。
「そのインプットは、商品を売ることだけを考えた時に、本当に必要なのか?」と。
このブログでは、1,000万円を超える自己投資を行なってきた私自身の経験を踏まえ、インプットとアウトプットのバランス、セールスとの関係について考察していきます。
特に起業して間もない方や、昔から勉強を頑張るタイプの方が起業を考えているのであれば、是非本記事に目を通していただきたいです。
インプットの定義
このブログ記事で使う「インプット」は、自己啓発目的であり、あくまで自分のために行う学び全般を意味しています。
・読書
・各種資格スクール
・セミナー
・動画学習(YouTube、udemy他)
などが主なものですね。

但し、同じインプットでも、「アウトプットを最初から目的とするもの」は、純粋なインプットからは除外します。
例えば、クライアントの質問に答えるために本で調べたり、特定の発信目的で動画を見て参考にしたり、こういう場合はアウトプット目的なので、純粋なインプットとは区別して考えます。
インプットそれ自体が目的になる行為を指している、まずはそのように捉えて下さい。
なぜ「インプットありき」がダメなのか?
いきなりインプットが悪のように言われて戸惑われたかもしれませんが、インプットそのものを否定しているわけではありません。
もちろん、自己啓発目的や趣味の世界として、読書などのインプットに没頭することは大いに結構なことだと思います。
あくまで、セールスにおいて「とにかくインプット」「まずインプット」の姿勢はやめましょう、ということです。
なぜか?
これは極めて単純な話で、セールスは「顧客が欲しいものを欲しいタイミングで差し出すこと」が大原則であるから、です。
極論、喉が渇いて死にそうな人に対してであれば、ペットボトルに詰めた水道水でも売れますよね。
寒い時にどうしても温かいコーヒーが飲みたくなったとしたら、コンビニだろうがコーヒーショップだろうが缶コーヒーだろうが、すぐ買えるコーヒーに手を出すことでしょう。

まず、誰が何を欲しがっているか、言い換えれば、「誰がどんなことで困っていて、その解決のために何を欲しがっているのか」を考える方が、セールスにおいては優先順位が高いです。
その上で、欲しがっている物をあなたが持っていないのであれば、そこでインプットを考えるのが最も効率が良いですし、貴重な資産である時間をロスせずに済みます。
インプットしている瞬間は、将来の顧客に対して何もセールス活動ができていない、これを認識するようにしましょう。
なぜインプットにハマりやすいのか
では次に、起業して間もない人や、昔から勉強熱心な人が起業を考える際に、なぜ「インプットありきの沼」にハマりやすいのか、その理由を3つ挙げます。
インプット主導の教育を受けてきたから

学校教育のスタートは、先生に教わって学ぶインプットスタイルであり、それは日本の場合であれば大学まで基本変わりません。
最近でこそアクティブラーニングのようなワードも出てきましたが、この記事を読んで下さっているあなたは、まずインプット主導の教育を受けてきたはずです。
従い、何か事を起こす場合に「まず学ぶ、まずインプットする」方向に頭が働くようプログラミングされているのです。
これは決して日本の教育を非難しているわけではありません。
別の記事に書きましたが(https://1life2live.jp/blog/302)、こういう場合に良い・悪いのジャッジをすべきではないのです。
あくまで、まずはインプットしようとする傾向があるという事実を淡々と受け止めましょう。
肩書きや実績がないと厳しいと思う
これは特に資格系のビジネススクールに通う場合が多いですが、プロフィールや名刺に「●●資格有り」などと書けないと、信頼を得るのは難しいのではないか? と考えてしまうケースが多いです。
確かにその気持ちはよく分かります。
Xでもプロフィールを見ると凄い経歴や資格をお持ちの方が多く見えてしまうもの。
特にあなたがその点を意識していてプロフィールを見ている場合、より一層目に止まりやすくなるでしょう。
ですが、ここで冷静に思い返してみて下さい。
「これまであなたが購入した商品やサービスの中で、販売者の肩書き・実績がどれだけ影響しましたか」と問われたら、いかがでしょうか?
もちろん、肩書き・実績が+αになったことはあるでしょうが、結局は「あなたは私に何を提供してくれる人なのか」という一点が、あなたの購買を決定付けたはずです。
それに、肩書き・実績が無い状態から社会人として成功した人は幾らでもいます。
むしろ、何も無い状態からビジネスを立ち上げたストーリーだから見込み客の心を打ち、セールスに繋がった事例さえあるほどです。
ですので、肩書き・実績が無いからインプットする・・・という ”時間の無駄” だけは避けましょう。
インプットしている間は「進んでいる気分」になる
これは私が特に昔感じていたことですが、インプットは自分主導で行うことが可能であり、何か事が進んでいる気分にしてくれるものです。
「今日は自己啓発の時間を取ったので、3時間で本を1冊読破できた」と言えば、その瞬間は気持ちが良いでしょう。
それに自己投資は最高のリターンをもたらしてくれる、とよく言われます。
決して間違いではありませんが、その言葉には投資対効果で考慮すべき時間の概念がゴッソリ抜けています。
本当に今、そのインプット・投資が必要なのか? はよくよく考えた上でインプットすべきです。
しつこいですが、あくまで潜在的な顧客に提供したいサービス・商品を考えた時に、「足りないものを補充するためにインプットする」のが目的であって、とりあえずインプットしてから考えるのではキリがありません。
本を年間に100冊読んだとか、200冊読んだとか、潜在的な顧客からすれば殆ど関係がないです。
そう偉そうに語る私自身も、かつては年間150冊くらい読書をしていた時期がありました。
ひたすらインプットに没頭していたのです。
その結果一番得られた教訓は、「セールスにおいて大量のインプットを優先させるのは意味がない」という実感です。
趣味で本を読む分には全く構いません。
時間の許す限り、大いに読書を楽しめば良いと思います。
が、セールスにプラスになりそう・・・が理由であれば、それは大いなる誤解。
とりあえず自己投資しておけば、後でリターンを必ずもたらしてくれるだろうという希望的観測、これも大いなる誤解です。
インプットをしている間、セールスは一切何も進みません。
潜在的な顧客がその努力を見てくれるわけでも、テレパシーで感じてくれるわけでもありません。
アウトプットしなければ、潜在的な顧客に届きようがないのです。
そのことは絶対に忘れないで下さい。
一番大事な資産である時間を最大限活用する意識を持とう
以上、本記事は「そのインプット、今あなたの商品を売るために必要ですか?」をテーマに、陥りやすいインプットの沼について記載してきました。
私の経験則から、インプットの沼にはまってはいけない!と強く訴えたいと思ったのですが、それは何よりも一番大事なあなたの資産である ”時間” を守るためです。
お金は増やせますが、時間だけはどう足掻いても1日24時間以上は増やせません。

私がグロービス経営大学院でお世話になった田久保先生は、「志という言葉を別の形で言い換えるなら?」という受講生の質問に対し、「残された時間の使い方」と返答されました。
人生で残された時間は、確実に少しずつ減っていきます。
それをどのように使っていくのか、そのために何を効率よくしていくのか、有限の資産である時間を最大限活用するには、日頃から意識的に動くことが大事です。
セールスにおけるインプットとアウトプットの関係は、起業における時間の使い方として極めて大事な要素。
「足りないものを補う」思考で、時間を大切に使うことを心がけましょう。
その先に、真の意味でゆとりのある生活が待っているはずです。

<プロフィール>

カッシー
マインドセットコーチ。
「他人軸で生きるのは終わりにしたい…」
「本当は一度切りの人生をワクワク生きたい…」
という切実な想いを持つ30台後半~50台のサラリーマンを中心に、
「自分軸=自己中心的すぎるのではないか」
「お金も時間もない」
「特別なスキルや能力がないと、自分軸は創れない」
などのマインドブロックを解除した上で、自分軸を創るために必要な ”ブレないマインド” をインストールしていくためのコーチングを提供。
「現実は全て自分が創っている」という考えをベースに、お金や人間関係など様々なマインドブロックを解除し、個人事業を開始。コーチングで7桁の収益化も達成。
他人軸ではなく自分軸で生きることで、人生を心から楽しめる人を1人でも増やしていきたい!との想いから、マインドセットコーチとして活動。
家庭では2児のパパとして子育てを満喫中。














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