最近、キャリア面談という言葉を耳にする機会が増えました。
いわゆるJTC(Japanese Traditional Company)においても、一人一人の価値観に向き合い、キャリアを上司と一緒に考えていく…そんな風に変わってきているのは事実です。
が、依然としてキャリアと言えば、「次はどこの部署に行きたいか」という″既存の選択肢からのチョイス″に留まっているのが大半ではないでしょうか。
「どのようにキャリアを考えていけば良いですか?」は非常によく聞かれる質問です。
本記事では、30〜40代のミドルマネージャー層を対象に、キャリアを考える上で絶対にやっておくべきことについて、実体験を元に紹介していきますので、あなたのキャリアを創るための第一歩になれば幸いです!
なぜキャリア面談が「希望の部署を伝える場」で終わってしまうのか?

上司のキャリアが会社の命じるままだった
本記事は30〜40代のミドルマネージャー層を対象にしていますので、上司は概ね50前後の部長或いは本部長クラスを想定しています。
その世代の方々は、基本的に与えられたポジションで一生懸命頑張って成果を出し、昇進してきたはずです。
その過程では、単身赴任や引っ越しを余儀なくされたこともあったでしょう。
そして、あなたが何度も武勇伝として聞かされたこともあるのではないでしょうか?
もしかしたら、A事業部 or B事業部、営業 or 企画、くらいの選択はできたかもしれませんが、既存部署・業務の範囲内である点で大差はありません。
とにかく、あなたの上司がそんな形でキャリアを歩んできている以上、キャリアを自ら創る発想をベースに部下とキャリア面談をしてくれる…なんて幻想と言わざるを得ないのです。
上司の背中を見て育ち、それ以外にロールモデルがいない
あなた自身もそんな上司の背中を見て育ってきたことでしょう。
そして、大抵の場合は他にロールモデルがいないはずです。
JTCだと隣の部署でさえもはや別会社…と思えるくらい、人事もタテ割りであることが多いです。
その結果、大体が同じ事業本部であったり、同じカンパニーの上司や先輩の経歴を辿りながら、「自分も○○の道を歩みたい」とか、逆に「自分は●●には行きたくないな…」等の想いを張り巡らせながら、キャリアについて少しずつイメージしていくことになります。
その過程では、「私がどんな価値観を持った人間で、どんなことを通じて何を実現したいのか」という根本的な問いに向き合う機会はほとんどありません。
これは決して会社が悪いわけではなく、従業員も多いJTCにおいて、巨大な組織を動かす上で最適だと考えて配属されたあなたが、キャリア形成についても上司の期待や意向の影響を受ける方が、圧倒的に都合が良いのです。
全員が全員、「私は○○という人間なので、社内で起業したいと思います」とか、「最初は色々試したいので3ヶ月毎に部署を変えて下さい」と言い出したら、会社として全く収拾が付かなくなるのは容易に想像できるでしょう。
JTCの事業は何と言っても既存事業がベースです。
もちろん、富士フイルムのようにコア事業(写真フィルム)から脱却して成功を収めたJTCもありますが、そのような事例は決して多くはありません。
したがって、大半のJTCにおいては、既存事業をベースに人材を育成するような組織文化が出来上がっているのです。
既存の部署・ルートからキャリアを選ぶことの何が悪いのか?

では、既存の部署・ルートからキャリアを選ぶことの何が悪いのでしょうか?
結論、何も悪くありません。
そのようにキャリアを歩みつつ、充実した人生を送っている人も数多くいるでしょう。
そもそも、それが嫌な人だらけだったら、JTCは成り立ちません。
問題になるのは、自分自身のキャリアを何とかしたくてモヤモヤしている場合です。
この記事を見ているあなたも、決して何の迷いもない順調なキャリアを歩んでいる…わけではないはずです。
実は順調且つ迷いがないのであれば、貴重な時間がもったいないので、これ以上本記事に目を通していただく必要はありません。
自らキャリアを創っていきたいと何となく思ってはいるけど、既存の部署・ルートから選ぶ方法以外に知らないし、そもそもゼロベースで何がしたいのかも分からない、だから時間が何となく過ぎていって、結果的に上司や先輩の背中を追っかけている…
このような形で消極的に選んでいるから ”悪い” のです。
自らの価値観を深掘りし、ゼロベースでキャリアを考える訓練が必要
では、どのように対処すれば良いのかを考察していきます。
1分間、会社のことに一切触れずに自己紹介ができますか?

まず、今あなたが働いている会社のことに一切触れることなく、1分間自己紹介ができるでしょうか?
この場ですぐ試してみてほしいのですが、極めて難易度が高いはずです。
会社が駄目なら、学生時代に何を勉強して何を頑張って…のように、就職活動的な自己紹介に終始してしまったかもしれません。
でもそれだと、単なる過去のあなたの紹介に過ぎません。
今のあなたが何を考え、何を大事にして生きているのか。
そこから離れた状態で、1分間も自己紹介をすることは不可能なのです。
まずは会社を離れた形の自己紹介ができること、ここを目指していきましょう。
「私は○○を大事にして生きています」と言えるようになることが、キャリアを創っていくための第一歩です。
会社の中でその機会を求めるのはNG
しかし、会社の中であなたの価値観を深掘りするような機会を求めるのはNGです。
これは、仮に会社の研修が充実していて、類似した内容のものがあったとしても、そこに頼るのは絶対にやめましょう。
主な理由は2つです。
①圧倒的に時間が足りない
あなたの価値観を深掘りするプロセスは、1日や2日で完遂できるものではありません。
時には辛い過去の出来事も思い出しながら、幼少期から今に至るまでの様々な行動・感情などを総合して勘案していくものであり、会社の研修時間内で行えるのは、「こうすれば価値観を深掘りできそう」という手触り感のみです。
仮に価値観を言語化したとしても、「とりあえずこんなものか」程度の感情が関の山です。
②会社から離れて考えることができない
こちらの方がむしろ重要な要素ですが、会社の研修として価値観の深掘りを行ってしまうと、どうしても会社の空気に晒された状態で考えることとなり、ついつい今の仕事の延長上に引っ張られてしまいます。
あなた1人で集中して落ち着いて行い、会社のことから一切離れて考えることのできる環境作りが必須である、そのようにお考え下さい。
思い立ったが吉日、自らお金を出して機会を創りにいくべき
それでは、家に帰って落ち着ける環境でやってみるか…と思っても大抵は長続きしません。
理由は単純で、面倒だからです。
そもそも自分のことは自分が一番分かっている “つもり” ですから、わざわざプライベートの時間を割いてまで価値観を深掘りしようと考えること自体がレアケースです。
それに、「大体こんなもの」くらいの価値観なら認識しているはずであり、改めて幼少期から今に至る人生を振り返って価値観を深掘りするなんて面倒そのものです。
これまでの人生を丁寧に振り返った先に、目に見えて分かる変化が現れたり、何かご褒美が貰えるなら良いのですが、自分のために行うべきことでご褒美が貰えるはずもありません。
ではどうすべきか?と言えば一択で、自らお金を出して機会を創りに行くべきなのです。
具体的には、先人の知恵を借りるべく、メンターと契約してお金を払い、マンツーマンのサポートを受けながら価値観を深掘りしていく、ということです。
私自身もお金を払って自分の価値観を深掘りする時価を徹底的に取りました。
もう3年前の話になりますが、今振り返ってみても、その投資価値は極めて高いものであったと断言できます。
もし「そんなことをしなくても真剣にやれます」ということであれば、既にやっているはずですね。
身銭を切るからこそ、元を取ろうとして超真剣に取り組むのです。
超真剣に何度も何度も考え、絞り出すように辿り着いたた先の答えでない限り、あなたの今後の指針となることはないでしょう。
あなたは今、分岐点にいる
今動かなければ、1週間後も1ヶ月後も1年後もきっと動かない
キャリアにモヤモヤしているミドルマネージャー層がまず行うべきは、「今の仕事に頼らずとも1分間の自己紹介ができること」であり、そのために価値観を深掘りすることが必要であると訴えてきました。
「私の価値観は○○であり、●●を使命として取り組んでいきます!」という自分語りができる感覚は、心の底からの自信と自己肯定感をあなたにもたらしてくれます。
ここまで本記事を読んで下さったあなたであれば、既に何かしらザワザワした感覚が心の中にあるはずです。(記事を読んでつまらないと感じたのであれば、既にこのページを離れて他のものに目を通しているでしょう)
大事なのは今この瞬間から。
今動かなければ、1週間後も1ヶ月後も1年後もきっと動きません。
キャリアを創っていくために何かを変えたいのであれば、とにかく動いてみましょう。
マンツーマンのサポートを探す(ご相談は info@1life2live.jp まで)、もう少し類似の記事を見て勉強してみる、考える時間を確保する、今夜は定時ダッシュする、等々、何かいつもと違う行動を取ることは幾らでも可能なはずです。
動けば必ず何かが変わっていきます。
結局、全ては自分次第

人の価値観やキャリアに対する考え方は十人十色です。
本記事に書いてあることが絶対に正しい、万人に当てはまる、とは全く思いません。
しかし、「全ては自分次第である」という前提の元、色々とキャリアに関して考え、動いてきたからこそ、本記事の内容について訴えたいと思うに至ったことは間違いありません。
キャリアにモヤモヤしているということは、何かを変えたいという心の状態を表しているとも言えます。
是非、その心の訴えに真剣に耳を傾け、キャリアを創るための第一歩を踏み出していきましょう!

<プロフィール>

カッシー
マインドセットコーチ。
「他人軸で生きるのは終わりにしたい…」
「本当は一度切りの人生をワクワク生きたい…」
という切実な想いを持つ30台後半~50台のサラリーマンを中心に、
「自分軸=自己中心的すぎるのではないか」
「お金も時間もない」
「特別なスキルや能力がないと、自分軸は創れない」
などのマインドブロックを解除した上で、自分軸を創るために必要な ”ブレないマインド” をインストールしていくためのコーチングを提供。
「現実は全て自分が創っている」という考えをベースに、お金や人間関係など様々なマインドブロックを解除し、個人事業を開始。コーチングで7桁の収益化も達成。
他人軸ではなく自分軸で生きることで、人生を心から楽しめる人を1人でも増やしていきたい!との想いから、マインドセットコーチとして活動。
家庭では2児のパパとして子育てを満喫中。














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