「あなたの理想の人生を1分で教えて下さい」
こう言われて、パッと答えられますか?
仮に答えられたとしても、
「仕事を定時で終われて、家族と一緒の時間を大切にして、且つ自分だけの時間も確保できること」
このように、現状から少しだけ背伸びした理想、それも少し無理すれば今でも達成できそうな理想を答えて終わり・・・、程度ではないでしょうか?
「人が想像できることは、人が必ず実現できる」
これは、フランスのSF作家ジュール・ヴェルヌの言葉です。
逆に言えば、「人が想像できないことは、人が実現することはできない」と言えます。
つまり、あなたがどんな理想を描くのか次第で、あなたが実現できる未来も決まってくるのです。
どれだけ泣いても笑っても一度切りの人生、あなたが思ってもみなかった世界に触れて人生を謳歌したいと思いませんか?
本ブログでは、理想の人生を描くことが難しい理由を掘り下げ、どうすれば現状の延長上ではなく、本当の意味で理想をイメージできるようになるかを考察していきます。
理想の人生を描き、それに向けて歩んでいくプロセスはワクワクそのもの。
是非、人生にワクワク感をインストールしていきましょう!
理想を考える意義は深い

理想という言葉は、明治時代に、プラトンの哲学思想である「イデア」を直訳した言葉であると言われています。
そしてイデアの持つ意味は、「対象を対象たらしめている根拠であり、真の存在である」と解釈されます。
そこから、理想=心に描き求め続けること、そうあってほしいと思う最高の状態、を意味するようになりました。
最高の状態を意味するのですから、パッと思い浮かぶような軽い物ではないことは想像に難くありません。
一方で、古今東西、理想を追い求めることで成功してきた先人は数多く存在します。
・「倫理と利益の追求」という理想を追い求め、500社に近い企業を興した渋沢栄一
・「空を飛ぶ」という理想を追い求め、人類初の動力飛行機による有人飛行に成功したライト兄弟
・小学6年生の作文で「僕の夢は一流の野球選手になることです」と言い切り、不世出のスーパースターにまで登り詰めたイチロー
『人が想像できることは、人間が必ず実現できる』
冒頭に記載した、19世紀のフランスのSF作家であるジュール・ヴェルヌの言葉ですが、先程挙げた偉大な先人は、まさにこの言葉を体現してきたと言えるでしょう。
理想を考える意義はそれだけ深い、ということです。
難しくて当然
理想を描くことはフルマラソンのようなもの

「理想を考える意義が深いのは分かったけど、やっぱり難しい…」
あなたがそう思ったとしても、決して悲観しないで下さい。
むしろ、難しくて当然です。
なぜ理想を描くのが難しいのか?
1つは、単純に慣れていないからです。
理想を描くことはマラソンをやるようなものであり、準備運動もせずにいきなり42.195kmを走れと言われても無理なのと同じです。
マラソンを走り切ろうと思えば、10km走や20km走などのトレーニングをコツコツ積み重ね、基礎となる体力をつけていき、徐々に距離を伸ばしていくプロセスが必要不可欠です。
つまりは″慣れ″が必要であり、何度も理想を考えてアウトプットする訓練を日頃からどれだけ積めているか?が問われるものだ、ということです。
和を大事にする日本人特有の国民性
もう1つには、日本人ゆえの気質があると考えます。
即ち、和を大事にする国民性です。
どんな場面でも良いのですが、好きな食べ物や飲み物さえ、「皆さんと同じで結構です」で済ましてしまった経験はありませんか?
本当は他のものを食べたかったけど、異端児になるくらいなら、同じものを選んでおく方が無難だと考え、その通り動いてしまったという経験です。
和を大事にする国民性は日本人の美徳だと思いますし、それ自体を否定すべきではありません。
但し、同時にその国民性が、集団生活の中であなたの欲に蓋をする要因となりやすいのも事実です。
小中高と、そんな環境下で集団生活を学び、あるいは部活動を一生懸命に頑張り、和を大事にする精神を磨いてきたことと思いますが、一方で、自分の理想を友達と語り合った経験は少ないでしょう。
我々日本人特有の国民性に人生の全てを委ねてしまうと、あなただけの理想からはドンドン遠ざかってしまいます。
とにかく、理想を描くのは難しくて当然だと認識することが大事です。
理想の邪魔をする“マインドブロック”の形成
あなたにも必ず存在しているマインドブロック

以上から、日本人特有の和を大事にする国民性に気を付けつつ、自分の理想を考えるトレーニングを積み重ねていけば大丈夫…
と言えたら良いのですが、事はそう簡単ではありません。
あなたが理想の人生を考える上で、ほぼ必ずと言って良いレベルで存在するのがマインドブロックの存在です。
マインドブロックは、「その最たるものがトラウマである」と考えればイメージが掴みやすいかと思います。
が、トラウマほどの強烈な状態でなくとも、あなたの行動や思考を無意識に阻害する要因は色々と存在しているのが実態です。
例えばお金のマインドブロック。
「お金の話をするのは下品だからやめなさい」という教育を子供の頃から受けてきたら、きっと大人になってもお金の話をタブー視する傾向が強くなるでしょう。
そうすると、必然的に「年収〇〇万円欲しい、なんて思うこと自体が悪」だと脳が認識してしまい、理想の中にお金に関する項目が一切存在しなくなってしまいます。
これは、あなたがひねくれて考えてきた結果、マインドブロックができあがったのではありません。
むしろ、親や先生から受けた教育に忠実に従ってきた結果、何十年もかけて形成されたものなのです。
ですから、マインドブロックのベースには、「自分は正しいことだと思っており、無意識にそのように考えてきた」という要素が含まれているのです。
まずは誰にでもマインドブロックが存在すること、一方でそれに気付くのは困難であるくらい、無意識のうちにインストールされていること、この2点を認識しておきましょう。
「土台グラグラ×理想を描く=砂上の楼閣」という残念な図式
でも、どうでしょうか?
一度きりの人生、その理想を考えた時に、「〇〇万円稼いで▲▲したい!」という想いを抱くことが悪なのであれば、あまりに寂しくありませんか?
特に情報が氾濫しているこの時代、ネットを開けば「こんな人生に憧れる!」という情報にすぐアクセス出来てしまいます。
にも関わらず、あなたはお金のことを深く考えてはいけません…ではあまりにも酷。
マインドブロックがある状態は、家に例えると、そもそもの土台が整備されていないグラグラの状態だと言えます。
「土台グラグラ×理想を描く=砂上の楼閣」という残念な図式が出来上がり、そんな理想は簡単に崩れてしまうものです。
理想を描いて目指したのにすぐ崩れ去ってしまい、「やっぱり自分には理想を描くなんておこがましいんだ…」など、却って自己肯定感を下げる元凶となりかねません。
したがって、理想の人生を考える上では、まずこのマインドブロックを外すことが最重要課題となるのです。
なかなか気付けないのがマインドブロック
しかしこれは、なかなか気付かない重しだから厄介。
そもそも、さっきのお金の話にしても、「親や先生からそう教わってきたこと」を忠実に守った結果であり、本人がそれはマインドブロックだ、理想を阻害する要因だ、と嫌悪感を抱いているわけではないのです。
あくまで、「そういうものだ」として捉えているに過ぎません。
それを自ら深掘りして、「これは私のマインドブロックだから解除しなければならない…」と考えを改め、変えていくための行動に移すことは至難の業です。
恐らく、マインドブロックに向き合うことを喜ぶ人はいないでしょう。
よほどのドMでない限りは。
ではどうすれば良いのか?を次項で考察していきます。
マインドブロックへの対処方法
マインドブロックの存在の認識
では、どうすればマインドブロックを解除できるのか、その手順を記載します。
個人差がありますが、ざっと2〜3ヶ月は要すると見ておいて下さい。
何よりもまず、「私には〇〇というマインドブロックが存在する」という事実を認識しなければなりません。
しかし、普通に日常生活を送っているだけでは、「それまでの当たり前」を踏襲しているだけであり、マインドブロックの存在に気付くことはまず不可能です。
したがって、第三者の力を借りて、対話→指摘→認識の3段階プロセスを経る必要があります。
例えばお金。
成功者の多くが、お金に関して以下のようなことを語っています。
・お金が大好き
・お金の話をするのは楽しい
・貰う時も、使う時も、常に感謝している
そして、あなたとの対話の中でこうした考え方のベースにある ”哲学” や、実際の行動(例えば、「お金が大好き!」と手帳に書いている、など)について話を聞き、素直な感想を求められ、そこからギャップが存在することを指摘され、あなたが認識していく…
こんな形でマインドブロックの存在を明らかにしていくこととなります。
あくまで、あなたのマインドに対する比較対象があって初めてギャップを認識できますので、対話の中で、それも別世界にいるような人と対話をしなければ、ギャップの認識は困難でしょう。
極端な話、親や親友など、あなたに近い人と対話をしても、ギャップを認識することは有り得ません。
「あなたの今」を追認して終わりです。
「マインドブロックの認識は、必ず第三者の力を借りて行うものである」、これは極めて大事なことですので、まずはそういうものだとして捉えて下さい。
原因の追及と対策
こうして、対話の中でマインドブロックの存在を認識できたら、次は原因を追及していきます。
大抵の場合、幼少期に受けた親からの教育や、小中学校で学んできたことがマインドブロックの原因になっているものです。
但し、「●●が原因です!」とスパッと即断定できるようなことは、なかなかありません。
そもそも、あなたの心の奥底に潜んでいるマインドブロックの原因を追及していくのであり、一朝一夕に断定はできません。
時には、あなたにとって昔の嫌な出来事や、封印していた記憶を呼び起こすことになってしまうこともあるでしょう。
ですので尚更、1人で原因の追及を行うことは不可能に近いです。
第三者との対話の中で炙り出していく、これを愚直に実践していく以外にはありません。
そして、原因を特定(時には●●だろう、レベルに留まることもありますが)したら、次にその対策を打っていきます。
多くの場合、「マインドブロックを作った出来事に対して感謝し、それを手放す」ことで解決します。
例えば、「お金に関して私に教育をしてくれてありがとう。でも、私はお金に豊かな人生を歩みたいし、お金のことを真っ正面から考えていきたいので、あなた(両親)から受けた教育を手放していきます」と唱えるワークを繰り返し行う、などです。
ここはマインドブロックの深さや質とも関わるため、この方法で万事解決とはいきませんが、1つの対策として例示させてもらいました。
感謝できるマインドの醸成、“全ては自分次第“と捉える
こうして、マインドブロックを形成するきっかけとなった出来事に対しても、感謝して手放すことで、感謝できるマインドを醸成していくことができます。
この ”感謝” があなたのマインドのベースになると、ありとあらゆることに感謝できるようになり、「全ては自分のマインド次第!」と考えられるようになってきます。
それは、解釈によって無理矢理イヤなことも感謝の対象に変えてしまう…という強引なプロセスではなく、純粋に良い悪いのジャッジをせずに感謝できる、ということです。
例えば早朝に晴れていたら感謝、雨が降っていても感謝(恵みの雨をありがとう、落ち着いた気持ちにさせてくれてありがとう、など)、このように自然に思えてきます。
あなたにとって良いことが起きたから「反応として感謝」するのではなく、あらゆることに「感謝の気持ちが自然と湧いてくる」イメージを持って下さい。
理想を考えていく
この段階で「理想を描くための方法論」に手を出していく
ここまでマインドブロックについて考え深掘りし、対話の中で原因を追求し、対策を打ってから、ようやく「理想を描くための方法論」に手を出していくこととなります。
マインドブロックについて何も触れないうちに理想を考えても全く無意味であり、理想を考えるための準備運動には相当な時間が必要であるとご理解いただけたでしょうか?
とにかく理想を考えることはフルマラソンのようなもの、これまでのプロセスをしっかり踏まえ、あなたのマインドが強固な土台だと言えるようになってから、どのように理想を描いていくかを考えていきましょう。
まずは20個の理想を考え抜き、全て書き切る

いよいよ具体的な方法論に入っていきますが、まずは20個の理想を考え抜き、全て書き切ってしまいましょう。
とサラッと書きましたが、20個も理想を考えるのは極めて難しいです。
大抵、5個ほど書いたところで手が止まってしまいます。
「考え抜く」と表現したのは、それくらいやり切る覚悟がなければ、とても20個には到達しないからです。
ここは頭をフル回転させ、何とか20個を書き出してみて下さい。
手を動かして自ら書くことが大事です。
スマホのメモに残す程度だと、五感の活用度合いが低く、「これが私の理想である」と脳に強くアピールできないからです。
理想はupdateする前提である、と捉える
20個の理想を書いたら、これは「updateするものだ」と捉えることが大事です。
端的な例は、20個の中に叶えられることが存在している場合。
例えば、「モルディブの海で休暇を満喫!」のようなものです。
お金と時間があれば解決可能であり、理想が叶った時点でupdateしていきましょう。
他には、あなたの世界が広がる中で、価値観に変化が起こり、理想に反映されることもあります。
ですので、理想は定期的に見直すことを強くオススメしますし、見直す前提で20個くらいがちょうど良いのです。
見直すタイミングとしては、「願い事をするのに適した月例である」と言われている新月に行うのが良いでしょう。
とにかく理想は定期的に見直してナンボ、です。
五感をフル活用して実現させる
20個掲げた理想が、仮に1年2年と未実現のまま…だったらどう思いますか?
「理想を掲げたところで、結局は実現しない」というマインドになってしまうはずです。
理想は観賞用に作ったのではなく、あくまでそれを叶えて人生を豊かにするためのワクワクする目標として設定したものです。
せっかく掲げたあなたの理想ですから、五感をフルに活用して実現させていく気概を持ちましょう。
毎日掲げた理想に目を通し、強くそれを意識していれば、「こうやったら理想は叶えられるんじゃない?」という感度・ヤル気が高まってきます。
先ほどのモルディブ旅行のように、お金と時間をかけて達成できるものがあれば、是非とも背伸びして実現させて下さい。
その経験が、「理想は実現するもの」というマインドへ繋がり、結果として次々に理想を叶えていく原動力へと化けていきます。
そのマインドさせあれば、お金と時間を無理矢理使わずとも、その理想を叶えるために必要なリソース(お金や時間)も生み出せるようになっていきますのでご安心下さい。
まとめ
以上、「理想の人生を描くことがなぜ難しいのか?」というテーマで、
・まずはマインドブロックの存在を認識
・原因と対策を打って強固な土台を作る
・20個の理想を掲げるワークを行い、少しずつ実現させながらupdateしていく
というプロセスについて記載してきました。
遠回りなようで、結局はこれが最短の道のりです。
人生100年時代、これから先何十年もあるあなたの人生を豊かにするための理想ですから、マインドブロックを解除していくプロセスにじっくり取り組むために数ヶ月を費やすことは、全く無駄ではありません。
是非、あなたの人生としっかり向き合い、理想の人生を謳歌する第一歩を踏み出して下さい!

<プロフィール>

カッシー
マインドセットコーチ。
「他人軸で生きるのは終わりにしたい…」
「本当は一度切りの人生をワクワク生きたい…」
という切実な想いを持つ30台後半~50台のサラリーマンを中心に、
「自分軸=自己中心的すぎるのではないか」
「お金も時間もない」
「特別なスキルや能力がないと、自分軸は創れない」
などのマインドブロックを解除した上で、自分軸を創るために必要な ”ブレないマインド” をインストールしていくためのコーチングを提供。
「現実は全て自分が創っている」という考えをベースに、お金や人間関係など様々なマインドブロックを解除し、個人事業を開始。コーチングで7桁の収益化も達成。
他人軸ではなく自分軸で生きることで、人生を心から楽しめる人を1人でも増やしていきたい!との想いから、マインドセットコーチとして活動。
家庭では2児のパパとして子育てを満喫中。
橋爪 慶明|Inner Architectureコーチ
住友電気工業で23年間勤務後、47歳で独立。 グロービス経営大学院を首席(1,000名中1位)で卒業。 Inner Architecure(削ぎ落とした先に、本来の自分が還ってくる)をコンセプトに、 マンツーマンの長期伴走コーチングを提供。
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